私たち看護師職能委員会Ⅰは、病院領域で働く看護職の声に耳を傾け、現場の課題解決や処遇改善に向けて取り組んでいます。昨年は、認定看護管理者教育課程の受講者約300名を対象に、「病院看護職が抱えている課題」について調査し、「倫理的課題への気付き・対応力」や「中堅・指導者育成の難しさ」など、想像以上に多くの課題を抱えていることが浮き彫りになりました。
こうした現場の声に応える形で、私たちは、調査・研究・学会発表を通じて現場のリアルな課題を広く発信するなど、制度の見直しや予算確保につながるように現場をバックアップしていくことが委員会の使命と考えています。
また、この委員会活動は、委員自身にも大きな変革をもたらしています。「看護師長になると、他者からアドバイスをもらえる機会は滅多にないため、経験豊かな仲間と意見交換できるのは本当にありがたい」「他施設の取り組みを、直接会って気軽に聞けるネットワークがあるのは心強い」など、委員会を通じて確実に視座を高め、新たな気付きを得ています。看護師職能委員会Ⅰには、現場の声を力に変え、看護の未来を本気で変えたいと願う仲間がそろっています。
東京都看護協会 副会長(助産師)砥石和子さん
私たちは助産師の専門性向上のため、産後ケアの実態調査や研修、学会発表に注力してきました。多様な現場と意見交換を重ねるなかで、産後ケアの必要性は時代の潮流とともに確実に高まっていると確信しています。現場からの「こうしてほしい」という要望は、遠慮なく私たちに届けてください。すべてを即座に形にするのは難しくても、着実に計画へ落とし込んでいきます。現場をよくするためのリソースとして、ぜひ私たちをうまく活用してください。
助産師職能委員会 委員長 小檜山敦子さん
助産師職能委員会では、毎月第3木曜日にオンライン交流会を定期開催しています。産科は1施設にコミュニティが閉じがちで、他施設のリアルな情報が見えにくいという課題があります。だからこそ、誰もが気軽に飛び込める場をつくりたいと考えました。ここで定期的に顔を合わせることで、組織の壁を越えたつながりが生まれます。悩みが共有でき、お互いに高め合える環境は大きな支えになるはずです。私たちは常に、現場で奮闘する皆さんの最も身近な存在であり続けたいと願っています。