保助看ページ 137号

保健師

さとう みき

佐藤未来さん

「地域のために何ができるか」を考えていく職業

江戸川保健所
江戸川区健康部地域保健課調整係
総括係長

保健所の地域保健課調整係の総括係長として、健康づくり事業の企画や調整をしています。 例えば江戸川区には「睡眠の質向上係」があり、先日は、助産師会や地域の企業と一緒に、自治体としては全国初となる睡眠のイベント『快適睡眠フェア』を開催しました。 地域保健は決して保健所だけで担うのではなく、行政も地域も区民も同じ方向を向いて取り組むことが大事だと思っています。 保健師は「地域の健康づくり」のプロフェッショナルですが、地域の健康づくりにゴールはありません。 常に「よりよく」を目指し、アップデートしていくのがプロフェッショナルだと思っています。

続きはこちら

コロナと闘った仲間達とお疲れ様会
助産師

むらやま てるこ

村山輝子さん

「人と深く関わること」を簡単に諦めないで欲しい

公益財団法人東京都助産師会館
母子保健研修センター助産師学校 学校長
(元JR東京総合病院 看護部長)

助産師学校の校長として、管理・マネジメントをしています。 「助産師=お産の介助」と思って志しましたが、いざ学んでみると、この仕事の奥深さに感激しました。 助産師に限らず、仕事は続けることが大事だと感じます。 助産師としての誇りや責任感も、続けることで培われていくのだと思います。 人間関係も同じです。 皆さんも、上司や同僚、患者さんとのコミュニケーションに悩むことがあるかもしれません。 でも、上手じゃなくていいんです。 技術ではなく、ただ向き合い、話を聞くこと。 今はダメでも、ある日突然わかり合えることもあります。 人との深い関わりを、簡単に諦めて欲しくないですね。

続きはこちら

実習に臨む前の学生達と一緒に
趣味の山登りの仲間と
看護師

みはら ゆきこ

三原由希子さん

根拠をもって関わることで自分が何をすべきか明確になる

東京医科大学病院
緩和医療部 看護師長
乳がん看護認定看護師

総合腫瘍センターで患者さんの看護相談や緩和ケアチーム、化学療法センターの管理などをしています。 看護相談は症状への対策など具体的なケア提供をすることもあれば、意思決定支援なども実施します。 乳がん看護では、若い患者さんも多く、人生に深く関わるサポートが必要で責任も大きいですが、やりがいもあります。 また、私の関わりを通して、他の看護師も新しい関わり方を考えるようになっていくのはとても嬉しいです。心を柔らかくし、 「自分がしているケアは有効的か?」を常に考えながら患者さんに関わっていきたいです。

続きはこちら

過去の保助看ページ
136号 | 135号